大量の汗が出る・・・!辛い多汗症の原因と対策方法

 

多汗症の女性

 

  • 汗がたくさん出るからハンカチが手放せない・・・
  • 汗のせいで紙がふやけたり破けたりしてしまう・・・
  • 汗の量が多いから人にも会いたくない。。。

 

こんな風に、”汗がたくさん出る”ということで日常生活に支障をきたすほどの状態を、「多汗症」といいます。

 

単なる”汗っかき”とは違い、多汗症の人は日常生活が困難になるほどの大量の汗が出る人のことを指すのです。

 

しかも多汗症の人は、たくさん流れ出る自分の汗を「恥ずかしい」「見られたくない」と思いつめてしまい、

 

  • 対人恐怖症
  • うつ病

 

にまで発展してしまうこともあるんですよ。

 

「たかが汗で・・・」なんて思うかもしれませんが、大量の汗で悩むというのは意外と辛いもの。当人にとっては切実な悩みになります。

 

自分の汗の量があまりにも多いから、もしかして多汗症かも!?なんて思ったら、ぜひこの記事を最後まで読んでみてください。

 

多汗症は、悪化する前に素早く適切な治療を行うことが大事なんです。

 

今回は、その多汗症の原因と対策方法を詳しくご紹介していきますね!

 

多汗症の原因

多汗症の男性 

 

多汗症の原因は、

 

続発性多汗症
原発性多汗症

 

の2種類に分かれます。

 

続発性多汗症は、多汗症の原因となる病気が存在するので、その病気さえ治れば多汗症も治ります。

 

しかし原発性多汗症は、多汗症の原因となる病気がないので、治すには”汗を抑える治療”が必要となるんですよ。

 

 

それでは、それぞれの多汗症について一つ一つ詳しく見ていきましょう!

 

続発性多汗症の原因

続発性多汗症に悩む女性

 

病気によって引き起こされる多汗症である「続発性多汗症」は、以下に挙げる病気をきっかけになることがあります。

 

@発熱性の病気による発汗

悪性腫瘍や結核のような病気にかかると、発熱して体温が上昇します。

 

その体温を下げようと身体が働きかけることにより、より多くの汗が出て多汗症の症状となってしまうのです。

 

A基礎代謝が上がる病気による発汗

基礎代謝が上がる甲状腺機能亢進症(バセドウ病)などの病気にかかると、交感神経が刺激されます。

 

すると汗腺の一つであるエクリン汗腺が刺激されて、たくさんの汗が出るようになり、多汗症の症状が出てしまうんです。

 

B脳・神経系のダメージを受ける病気による発汗

脳梗塞や事故による脳や神経系のダメージが、エクリン汗腺を支配する交感神経にダメージを与えてしまい、暑くなくても汗が出ることがあります。

 

脳や神経が傷ついた箇所や、全身から汗が大量に出て、多汗症の症状となることがあります。

 

C薬や化学物質などの中毒症状による発汗

農薬などの化学物質や、薬の副作用により交感神経が刺激され、たくさんの汗となって多汗症の症状が現れることがあります。

 

 

これらの病気によって引き起こされる多汗症が、「続発性多汗症」なんです。

 

原発性多汗症のセルフチェック

原発性多汗症のセルフチェック

 

原因となる病気はないけれど多汗症の症状が現れる場合は、原発性多汗症である可能性が高いです。

 

原発性多汗症は、”明らかな原因がない多汗症”なんですよね。

 

もし自分が原発性多汗症かもしれない・・・と思ったら、以下の方法でセルフチェックしてみてください。

 

  1. 最初に症状が出たのが25歳以下
  2. 体の右と左の同じ部位に汗が出る
  3. 寝ている時は汗をかかない
  4. 週に1回以上は大量に汗をかく
  5. 家族の中に多汗症の症状を持つ人がいる
  6. 日常生活に支障が出ている

 

原因不明の多汗の症状が半年以上続き、以上の6症状のうち2項目以上当てはまっている場合を、原発性多汗症と診断しています。

 

参考資料:原発性局所多汗症診療ガイドライン 2015年改訂版 日本皮膚科学会

 

この原発性多汗症の汗をかく部位は、以下の5つに分けられますね。

 

  • 腋窩多汗症(えきかたかんしょう)  :対象部位・脇
  • 手掌多汗症(しゅしょうたかんしょう) :対象部位・手のひら
  • 頭部・顔面多汗症(とうぶ・がんめんたかんしょう) :対象部位・額・頭
  • 足蹠多汗症(そくせきたかんしょう)  :対象部位・足の裏
  • 掌蹠多汗症(しょうせきたかんしょう) :対象部位・手のひらと足の裏両方

 

原発性多汗症の治療・対策

原発性多汗症の治療

 

原発性多汗症の治療法は、主に以下の4つです。

 

塩化アルミニウム外用療法
イオントフォレーシス療法
A型ボツリヌス菌毒素製剤の注射
交感神経を遮断する手術

 

これらの多汗症の治療方法を、ひとつひとつ詳しく見ていきましょう。

 

@塩化アルミニウム外用療法

多汗症の治療法として有名なのが、「塩化アルミニウム」という成分を含む塗り薬を、多汗症の部位に塗るという方法です。

 

塩化アルミニウムを使うと、汗を出す汗腺に作用して穴が変性し、汗腺をふさいで汗を抑えてくれるんですよ。

 

副作用もそんなになく、ただ塗るだけと簡単なので、多汗症の多くの人はまずこの”塩化アルミニウムを塗る”という治療法から行う人が多いですね。

 

しかし保険適用もないし、効果も一時的なので継続的に治療しなくてはならないというデメリットもあります。

 

塩化アルミニウムを使う方法は根本的な多汗症改善にはなりませんが、手軽に低コストで治療できるので、多くの多汗症の人が実行している治療法ですね。

 

少し前までは制汗剤にもこの「塩化アルミニウム」を使うのが一般的でしたが、安全面や皮膚への影響を考慮して、最近では各メーカーで「クロルヒドロキシアルミニウム」を使用していることも多いです。

 

「クロルヒドロキシアルミニウム」も、汗を抑える効果があります。塩化アルミニウムに比べて制汗効果は劣るものの、安全性においては優れている成分ですね。

 

また「パラフェノールスルホン酸亜鉛」も、汗腺の出口に蓋をすることで汗を止めてくれます。

 

これらの成分が配合されている制汗剤・制汗クリームは、病院に行かなくても薬局やドラッグストア・ネット通販で購入できるので、気軽に試してみることができますよ。

 

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Aイオントフォレーシス療法

「イオントフォレーシス」という、電気を使った多汗症の治療法もあります。

 

「イオントフォレーシス」なんて、なんか聞きなれない言葉ですよね。しかし、多汗症の治療では有名です。

 

この「イオントフォレーシス」は、微弱の電流を流した水道水に多汗症の部位を20分程度つけるだけの、手軽な治療法です。

 

電流を流す・・・なんていうとちょっと怖いけど、少しだけピリピリ感じる弱い電流を流すだけなので、体に負担はありません。

 

この「イオントフォレーシス」でなぜ多汗症が良くなるかというと、水に電気を流して生じる水素イオンが、汗を分泌する細胞に作用して汗を抑制するからです。

 

「イオントフォレーシス」は週に1回の通院治療をして、効果が出てきたら2〜3週間に1度の通院治療を継続するというもの。

 

手軽な治療法だし保険も適用されますが(1回の金額は660円ほど)、継続して治療を受けないと効果が続かないというデメリットもあります。

 

またこの「イオントフォレーシス」は、水につけることのできる部位のみが対象となるため、手や足のみの治療法になりますね。

 

多汗症を根本的に治すというわけではありませんが、手術の副作用が怖い人や、一時的に汗を止めたいという人には最適な治療法です。

 

BA型ボツリヌス菌毒素製剤の注射

「A型ボツリヌス菌毒素製剤」を脇に注射するという、”ボトックス注射”も多汗症に効果があります。

 

毒素を注射・・・なんていうとちょっと不安になりますが、ボトックス注射に使うのは、ボツリヌス菌が生成するA型ボツリヌス毒素というたんぱく質なのです。

 

ボトックス注射はまぶたや顔面のけいれんに対する治療や、美容外科のシワ取りなどにも使われていて、1997年4月より厚生労働省が認可していて、安全性は確立されています。

 

なので、多汗症治療に使うとしても安心できるものなんですよ。

 

ボトックス注射は、このA型ボツリヌス菌毒素を脇に注射して汗を止めます。

 

A型ボツリヌス菌毒素がなぜ汗を止めてくれるのかというと、汗をかくときに分泌される「アセチルコリン」という神経伝達物質の作用を抑制するから。

 

汗を出すときの伝達物質がブロックされるため、多汗症の症状を改善できるんです。

 

しかも効果は治療後2〜3日で現れて、約6カ月くらい持続するんですよ。

 

治療効果は比較的長く続くし、重度の多汗症であれば保険も適用されたりします。

 

保険が適用されないと10万円くらいかかるのですが、適用されると3万円くらいで済むのでありがたいですよね。

 

でも脇以外の部位には保険が適用されないので、その辺はちょっと残念です・・・。。

 

しかも完治するわけではないので、効果が切れたらまた治療を受けに行かないといけないというのもネック。

 

とはいえA型ボツリヌス菌毒素のボトックス注射は、汗を止める効果をすごく感じやすいので、多汗症の人は受けてみる価値が充分にある治療法ですね。

 

C交感神経を遮断する手術

多汗症は交換神経が過敏であることや刺激されることで起こるため、その交換神経を手術で遮断してしまうという治療方法があります。

 

  • 胸腔鏡下胸部交感神経遮断術(きょうくうきょうかきょうぶこうかんしんけいしゃだんじゅつ)
  • ETS手術

 

などと呼ばれる手術ですね。

 

手術内容は、

 

  • 脇の下の皮膚を2〜4mmくらい切る
  • 内視鏡と電気メスを組み合わせた細い管を胸腔という部分まで入れる
  • そこにある交換神経の束を10mmほど切断する

 

というもの。

 

他の治療法と違い、この手術は再発率が1〜5%と低く、ほぼ完治するのがメリットです。

 

しかも手のひらの多汗症なら保険も適用されますし(7〜10万円程度)、比較的安価で受けられます。

 

これまで紹介した多汗症の治療法の中でも、最も効果が高いのがこの手術なんですよ。

 

しかし、「代償性発汗」という副作用が高い確率で発生するという、大きなデメリットがあります。

 

「代償性発汗」とは、神経を切断したことで他の部位から汗が多く出てしまう現象のこと。

 

手術を受けた人の90〜100%は発症するため、かなりの高確率で「代償性発汗」が起こることになります。

 

そのためいくら完治する確率が高い治療法だとしても、リスクが大きすぎて安易にこの手術は受けられないんですよね。

 

「代償性発汗」は元に戻す方法がなく、別の部位から大量の汗が出ることが新しい悩みとなってしまい、手術したことを後悔してしまう人も多いからです。

 

そのため手術を行う際には慎重になる必要があり、医師からの充分な説明と本人の「手術を受けたい」という強い意志が必要になります。

 

多汗症が重症で日常生活に大きな支障をきたしていて、なおかつ他の治療法が全く効果がなかった・・・なんて人のみが受けられる治療法ですね。

 

この手術は多汗症を根本的に治せる唯一の方法ですが、リスクが大きいため、それを理解した人だけが受ける必要があります。

 

「代償性発汗」は高い確率で発生するため、もし手術を受けるなら”代償性発汗は起こるもの”と覚悟をして受けた方が良いでしょう。

 

多汗症は放置せず気になったら病院に行こう!

多汗症の治療をする女性

 

これらの4つが、多汗症の代表的な治療法・対策法となります。

 

しかし汗は、心の在り方や毎日の生活の仕方でも量が変わってきます。

 

汗っていうのは止めようとしても止められず、気にすればするほど余計に出てくるもの。

 

汗は、意識を向ければ向けるほど出てしまう性質なんですよ。

 

なのでできるだけ汗に意識を向けず、毎日リラックスして過ごすことも大事になります。

 

時間を見つけて、”呼吸法”を積極的に行うのも良いですね。

 

呼吸を整えて交感神経の緊張を解き、リラックスすることで汗の量を少なくすることもできるんですよ。

 

また、食生活が肉類や乳製品・ジャンクフードなどに偏っていると、体温が上昇して汗も出やすくなります。

 

汗を抑えるためには、肉類中心よりも魚・野菜中心の和食にした方が良いですね。

 

このように、食生活などの生活習慣を変えることで、汗の量を減らすことも可能です。

 

ただし、「リラックスして毎日を過ごす」「汗が出にくい和食生活にする」ということを継続するのは、意外と難しいもの。

 

多汗症を抑えるためには、やはり上記の4つの治療法を行った方が、結果は出やすいと思います。

 

多汗症を放置しておくと悪化することもあるため、日常生活に支障をきたすほど汗の量に悩んでいる人は、自己判断せず病院を受診した方がいいでしょう。

 

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